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経営分析、経営最適化は顧客満足度や公益性の向上のためにある〜医師が教える不動産投資

今、経営分析というものを少し学んでいます。久しぶりに新しい
知識を入れているため、頭がパンクしそうです。

主に近い将来に控えている診療所経営の健全性を保つ為に学んで
いるのですが、不動産投資にも役に立ちそうな知識が多くあり、
実践の中でじっくりと覚えていこうと思います。

 

医療という非営利な事業で経営ばかり考えていて何事だ、なんて
思われる方もいらっしゃるかもしれませんが。

十分な医療サービスを提供するためには経営の健全性が保たれて
いなければ不可能であって、事業として厳しいからこそ財政面も
厳しく評価していくべきです。

安定した収入があってこそ、得た利益でより充実した医療の提供
が行えます。

 

そもそも『非営利』という単語は「利益を追求してはいけない」
と定義されるものではなくて「利益を個人へ分配してはいけない」
です。

医療を通じて利益を得ようとしてはいけない、とはどこにも定義
されていません。

むしろ大金を扱っているとの意識が欠乏した人間が今の医療経済
危機を招いていると言っても過言ではなく。

また、医療業界では医学的知識の無い人間が経営の実務を担って
いるがために無駄や社会的不利益が生じているのは明らかであり。

病院や診療所においても、医師も(全員とは言いませんが)経営
についての知識と経験を身につけ積極的に経営参画していくべき
であると僕は考えます。

 

医療サービスを提供する中心はどうあっても医師なのですから。

地域にどのような医療を提供するか、できるかを、医学な点から
経営的な点まで、包括的な計画を立てられるのは、医師以外には
おりません。

そんな考えを持って、診療所経営と向き合おうと思っています。

経営分析をする理由は、事業をより活性化させるため。

公益性向上のための資金管理

非営利法人の経営は、営利法人を経営するに当たって大きな参考
になるのではないか、と感じています。

非営利法人は配当ができません。つまりは、純利益は全て法人の
内部留保に回ります。

他の非営利法人は知りませんが、少なくとも医療法人においては
内部留保を他の収益事業の投資へと利用するにはかなりの制限が
掛けられています。

明示されてはいませんが、医療法人の理念から逸脱してしまう程
の投資は認められません。

 

基本的に内部留保は、医療サービス及びその利用者の療養に益が
あることに使うしかありません。

それは時に健全性の確保であり、設備の補修や導入であり、医療
や介護に関わる新サービスの開始です。

 

どれも利用者にとって公益性のあるもの。

健全性の維持は利用者にとって極めて重要(通院先の病院が倒産
してしまっては困りませんか?)ですし、より多様且つ先進的な
医療サービスを受けられるのはすばらしい話。

こういった経営努力によってより法人が発展して、更に経営的に
良くなれば、雇用も増え、支払われる賃金も増え、社会の活性化
に役立ちます。

医療法人にはここまで求められているものと思われます。それは
より公益性の高い医療法人と格付けされる社会医療法人の定義を
見れば明らかです。

 

非営利である医療法人は、より公益性を求めて活動すればする程
より求められる存在になり、発展していきます。

医療も経営も思ったようにはいかないケースが多々ありますから
そんな簡単な話ではありませんが。

少なくとも患者さんのため、地域のため、国のためを想って役目
を果たそうとする医療機関が経営破綻するケースは考えにくいと
思われます。

 

営利法人でもそれは同じです。

営利法人は利益の追求にその存在意義がありますけれども、その
利益は顧客の満足の下にあるのだとの考えを持っていれば、需要
がすぐに失われたりはしないもの。

もちろんそれだけで商売が成り立つほどに甘い世界ではないのは
重々承知していますが、理念・根幹としてそうでなければまとも
なビジネスはできないと信じています。

 

利益確保を主眼に置かず

不動産投資においても、基本理念は利用者の満足度向上を掲げて
おく事が、最終的には経営を助ける結果に繋がります。それには
資金投下は欠かせません。

短絡的に利益を求めるのを第一にすると、どうしても低コストが
第一になってしまいがちです。

が、ではもし自分が低コスト至上主義のサービスを受けることに
なったシーンを思い浮かべると、どうでしょうか。

 

自分の支えるニーズが低価格であって、低価格を実現するために
低コストを追求するなら「利用者の満足度向上」の理念に適って
いると思います。

全体の戦略の一環として、増えたコストの出処として一部経費を
節約するのも理解できます。

経営の持続性を維持するために、また将来のサービス向上の資金
の留保のためにお金を残しておくのもまた重要です。

そうでなくて単純な利益のためを目的としたコスト削減や値上げ
となれば顧客満足度は下がる覚悟をしておかなければいけません。

 

得た利益を自分の懐にしまうことばかりを考えず、顧客満足度の
向上にどれだけ回せるのか、十分検討しておく必要があります。

どうしても私たちは大きな融資を受け、高いリスクを背負っての
経営になりますので、少しでもお金を手元に残し、自身の利益を
増やそうと短期的な考えを持ってしまうものですが。

非営利法人の持つ公益性への配慮を参考に、利益を追求しつつも
いかにサービスを充実させるかを根源に持っておく方が、長期的
には経営の健全性が保てるのではないでしょうか。

 

特に僕は営利事業と非営利事業の両方を手掛けることになります
ので、道を踏み外さない為そのように気をつけたいと思います。

編集部より:この記事は  医師が教える不動産投資    様の2016/4/25の投稿を転載させていただきました。

Posted by きりのき

こんにちは。『きりのき』と申します。  普段は勤務医をしておりますが、震災・原発事故の経験やその他ここ数年で多くのことを学び、また子供時代からの夢を叶えたいという思いもあり、2011年4月より不動産投資の勉強をスタートしました。  それをきっかけとして、現在はビジネスそのものについて強い興味を持っています。2014年1月1日現在、2棟53戸+区分マンション1戸を所有。  「自分が主人公であり続ける未来」 を目指して、不動産投資を含めた 『収入の3つの柱』を構築中です。不動産投資は、そのための基盤作りと言えるかもしれません。  拙い文章ですが、宜しくお願い申し上げます。