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成功体験とは正しく得なければ己を窮地に追い込む〜医師が教える不動産投資

成功体験は非常に重要である、とは僕も強く思います。けれども、
間違った成功体験は非常に危険なものであり、決して近寄るべきで
ないトラップ地帯であるのをはっきりと理解しておくべきです。

 

 

話はとても簡単で。

 

例えばギャンブルがその典型例。なぜギャンブルにハマってしまう
かというと、その射幸性の強さに原因があります。

 

負けてばかりであれば、決してハマったりはしないでしょう。では
勝ったり負けたりではどうでしょうか。特に、勝つ回数が少な目で
あっても、一度の勝ちが大きなものであった場合。

 

非常に強い興奮を覚え、また勝ちたい、と体験を追い求めてしまい
ます。勝ちがセンセーショナルであればあるほど、その傾向は強く
なっていきます。

 

ギャンブルでの成功体験はあくまでもギャンブルの成功体験であり、
それ以外の場では通じません。そしてギャンブル自体は運否天賦で
決まるからこそギャンブルで、成功体験は意味がありません。

 

こうした間違った成功体験はレバレッジの無理な上昇を招き、一つ
の失敗で大きな損失を抱える元になってしまいます。

 

それまでいくら勝っていたかなんて全く関係ありません。間違った
成功体験を大切に持ち続ける限り、失敗して駄目になるまで危険と
ずっと隣り合わせのまま。

 

つまり、間違った成功体験に強烈なインパクトを持ってしまうと、
破滅しか道はないということ。

 

 

今後、ビットコインをはじめとした仮想通貨でそんな方々が大量に
発生してしまうかもしれません。

仮想通貨はバブルを起こしていて、何となく興味を持って購入した
だけの人も大きく稼いでいます。

金融リテラシーのある方ならいいのですが、そうではない方も多数
いらっしゃるでしょう。急に大金を手にしたらどうなるかは想像に
難くありません。

 

 

間違った成功体験に強く心を囚われてしまわないよう、メンタルが
弱いと自覚のある方は、最初からそういったところに近寄らぬよう
お気をつけ下さい。

こんなはずでは……と絶望するような事態にならぬように。

実力を勘違いしないよう

 

ギャンブルは遊び以上にしないに越したことはないのは当たり前で、
常識レベルの話です。

 

ただ、ギャンブルではないもの、例えば不動産投資などでも危険な
「間違った成功体験」は存在します。

 

ほとんどの場合、たまたま成功しただけであるのを自分の実力だと
勘違いしてしまう場合です。

 

 

 

僕は2012年から不動産投資を開始しました。まだ民主党政権時代、
金融業界はリーマンショックからの立ち直りが一向に進まず、円高
が続いていたこともあって不動産価格はまだ低迷していました。

 

不動産投資ブームはその前後から拡大し始めましたので、同時期に
収益不動産を購入した方も少なくないでしょう。

 

その時代に収益不動産を購入した方のほとんどは成功を収めている
はずです。僕もその中の一人。

 

 

別に、購入当時から現在ほど不動産投資に造詣が深かったわけでは
全くありません。たまたまこの時期に購入をしただけ。

 

その後、政治的な変化があって不動産価格が上昇したため総資産が
増え、いわゆる「成功者」となれたんです。

 

この流れは偶然以外の何物でもありません。

 

 

僕は多少意識はしていました。民主党政権が落ちていき、円高政策
に強い批判が集中していて、自民党に再度政権交代が果たされた際
には大きく状況が変化するであろう、と。

 

その流れには強く期待していて、予想通りになってくれたのは事実。

 

ただ、それは「時代を読むのが上手かった」だけで、不動産投資で
成功をしたのではない。別に投資先が不動産でなくても利益を得る
事ができたかもしれませんね。

 

 

つまり、決して不動産投資が上手かったのではありません。色々と
勉強し、ある程度以上の水準の物件を買おうとは思っていましたが、
入居率が高く安定しているのが実力だとは思っていません。

 

これを自分の不動産投資の実力だと勘違いしていしまうと間違った
成功体験になってしまいます。自分は見る目があるのだ、と時代の
変化を考えずに買い増すのは大きな間違いです。

 

謙虚に生きるべし、とはこうした間違った成功体験を戒めるところ
から来たものなのかもしれません。

 

 

努力の先にある成功こそ貴重

 

幸いにも、僕には間違った成功体験は張り付かなかったようです。

 

時代の読みには少し自信を持ちましたが、ここしばらくは安倍政権
からの変化がないので、冒険をするタイミングも無く。次第に興奮
は冷め、別のやる事もできて、落ち着いています。

 

収益不動産を拡大したい、とは思いますけれども、以前ほどリスク
を背負ってまでとは微塵も感じません。

 

時間の経過と、その間に考えをまとめ、吐き出し続けた結果、己の
現実をしっかりと見つめ直せたのが良かったのだと思います。

 

 

成功体験は積み重ねるべきものです。ですがそれは厳しい下積みが
あって踏み固められた大地の上に載せられるべきものであって。

 

緩んだ地盤にそのまま建ててしまうと、ゆらゆら、ふわふわとした
掴みどころのないものとなり、再現が困難となります。

 

再現のできない成功体験など何の意味もありません。

 

 

成功体験は『頑張って』手にして下さい。努力の裏打ち無しに得た
ものを大事にしても、間違った成功体験にしかなりませんから。

編集部より:この記事は 医師が教える不動産投資 様の2017/11/17の投稿を転載させていただきました。

Posted by きりのき

こんにちは。『きりのき』と申します。  普段は勤務医をしておりますが、震災・原発事故の経験やその他ここ数年で多くのことを学び、また子供時代からの夢を叶えたいという思いもあり、2011年4月より不動産投資の勉強をスタートしました。  それをきっかけとして、現在はビジネスそのものについて強い興味を持っています。2014年1月1日現在、2棟53戸+区分マンション1戸を所有。  「自分が主人公であり続ける未来」 を目指して、不動産投資を含めた 『収入の3つの柱』を構築中です。不動産投資は、そのための基盤作りと言えるかもしれません。  拙い文章ですが、宜しくお願い申し上げます。