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AIの導入で金融機関の融資姿勢に変化が訪れる可能性〜医師が教える不動産投資

今後、金融機関は融資の可否や条件を決める際に、AIを補助として
活用していく時代になると思われます。

 

というか、既になり始めています。一部の国ではクレジットスコア
をAIが点数付けするようになっていますし、日本でも住宅ローンで
人工知能がクレジットスコアをつけるサービスが始まっていますね。

 

先日、テレビでも特集を組んでいました。AIがクレジットスコアを
それぞれにつけ、人々が一喜一憂する様を見ていると、何とも哀愁
を感じます。中国の話です。

 

果たしてどの程度のレベルでスコアリングされているのかは全くの
未知数で、本当に正しく評価されているのかとの疑問はいつまでも
解決されそうにもありませんけれども。

 

これも時代の流れと思って、受け入れるのが賢いのでしょう。

 

中には「機械に評価されるなどふざけるにもほどがある」と怒りを
感じる人も多そうですけれども、この場合は反発すればするほどに
逆効果です。

 

もとより金融機関内での融資可否基準などブラックボックスだった
のですから、評価方法が人間からAIに変わったところで何の違いも
ありません。

 

それよりも、誰がどう評価をしても高くなるように努力を重ねる
が建設的です。

 

 

むしろ、日本にとっては金融機関の人工知能導入は福音となるかも
しれない、と僕は期待を抱いています。

 

日本の金融機関が抱える問題、それは事業に対する投資判断の鈍さ。
バブル崩壊以後、金融機関が事業への融資に非常に慎重であるのは
誰もが知るところと思います。

 

金融庁(以前の金融監督庁)が厳しく金融機関を監視しているのが
その理由で、今はむしろ貸し出しを増やすように鞭を振るわれては
いるものの慎重姿勢は一向に変わりません。

 

 

長い年月の間に、行員からは事業性融資を見極める力、ノウハウが
失われてしまったのが原因です。

 

職人の技術が伝承されなかったらどうなるか。一から新しい文化を
生み出すのは難しい。今現場にいる若手は事業性融資のノウハウを
誰からも教えてもらっていませんから、どうしようもない。

 

結局、最前線にいる人間が可能性を感じて上申できるような状況で
なければ事業性融資なんて増えません。急にやれと言われても現場
は急な方針の変更に戸惑うばかりです。

 

人間の学習能力には限界があるのですから。

 

 

それを、人工知能は大きく変化させる力を備える可能性があります。

fintech

 

AIにより融資判断が変化する可能性

 

金融機関は今後、徹底したコスト削減を始めると思われます。

日本は現在、類を見ない金融緩和政策が継続されており、その出口
は全く見えてきません。経済は上昇傾向にあるもののデフレ脱却は
未だ不十分で、超低金利は長期化の様相にあります。

 

金利が低いと金融機関は収入源がありません。収入が少なくなった
分だけ経費削減して利益を維持しなければ、自分のみが危なくなる
のは目に見えている。

 

そのためのフィンテックです。AIが発達すれば、そう遠くない将来
下手な行員よりも正確で間違いのない判断をできるようになるのは
確実です。

 

機械的な仕分けなど、人が手作業で入力するよりもよほど早く確実
に業務を終わらせてくれるでしょう。

 

決済や送金などの比較的判断が簡単な作業から順次、AI導入は日本
でも急速に進んでいくはずです。100%人工知能頼りにはならない
と思いますが、確認作業だけなら大幅に人員削減が可能。

 

金融機関は、間違いなく人員削減による経営効率化を進めてきます。

 

AIが関わる業務はどんどん増えていくでしょう。AIが担当する仕事
が増えれば増える程人件費が削減できて、金融機関の利益は増えて
いくのですから。

 

金融機関ほど利益に拘る営利法人はありません。彼らが現実として
AIによる経営効率化を果たしたら、事業にAIを導入しているか、で
事業性の評価がまた変わってくる時代がきそうですね。

 

最終的に、AIが融資の可否に関わるようになると、失われた事業性
の評価が人間よりもよほど正確にできるようになると思われます。
その頃には金融機関がAIの有用性に気付いていると思われ、事業を
AIが優良と評価すれば積極的に融資をするようになるのではないか
と予測します。

 

ようやくベンチャービジネスが日本でもやりやすくなる時代が近い
かもしれません。

 

AIからも人からも評価されるよう改善を

 

不動産投資で融資が出るかどうかも、AIの評価が始まればこれまで
とは違った形になる可能性が高い。

 

住宅賃貸なんかは人の出入りなどのビッグデータを活用することで
かなり正確な評価ができるようになります。

 

金融機関の方が、収益不動産が安定的に稼働するかどうかが分かる
時代が来てもおかしくありません。優良な物件は良い条件での融資
を受けやすくなり、厳しい物件は融資審査で弾かれる、と。

 

そんなお手軽で安全な時代がやってくると、逆に資本家が高い評価
の不動産を買い占めてしまってサラリーマン投資家は良い不動産に
ありつけなくなるのでしょうか。

 

そんな未来もあり得て、日本でもいよいよ格差社会へと突入か、と
一抹の不安を感じないでもないですが。

 

基本、日本の金融機関のAI導入は、日本経済を良い方向へと牽引を
してくれるのではないかと思っています。

 

 

金融機関への失望の目が変化する時代が来るのをAIには期待をして、
誰から評価されても困らない力をつけるべく努力を続けなければ、
と決意を新たにすることとします。

 

編集部より:この記事は 医師が教える不動産投資 様の2017/10/16の投稿を転載させていただきました。

Posted by きりのき

こんにちは。『きりのき』と申します。  普段は勤務医をしておりますが、震災・原発事故の経験やその他ここ数年で多くのことを学び、また子供時代からの夢を叶えたいという思いもあり、2011年4月より不動産投資の勉強をスタートしました。  それをきっかけとして、現在はビジネスそのものについて強い興味を持っています。2014年1月1日現在、2棟53戸+区分マンション1戸を所有。  「自分が主人公であり続ける未来」 を目指して、不動産投資を含めた 『収入の3つの柱』を構築中です。不動産投資は、そのための基盤作りと言えるかもしれません。  拙い文章ですが、宜しくお願い申し上げます。