manila-1709394_1280

フィリピン不動産賃貸管理の注意点~賃貸契約書の条件 Access to Premises Clause〜フィリピン不動産投資とシンガポールライフ fc2ブログ

201708190251493e4

今回のコンドのユニット売却について売買条件で折り合った購入希望者の
部屋の内覧をテナントさんに事情を説明した上で応じてもらい
一つ目の部屋は内覧後、売買契約へと進みましたが

もうひとつのユニットはテナントさんが部屋の内覧に応じてくれず
しばらく売買の話を進められずにいました。

通常、賃貸契約書の合意条項の中でAccess to Premises Clause (賃貸中の物件へのアクセスに関する条項)
があり、私の賃貸契約書のこの条項は

INSPECTION OF THE LEASED PREMISES – The LESSOR may at all reasonable times, with prior notice to the LESSEE, enter upon the LEASED PREMISES to examine and inspect the conditions of the same.

貸し手が物件の状況確認のための検査目的として事前連絡の上物件にアクセスすることができる。

との、物件の検査目的としての部屋のアクセスについて
借り手がその事前連絡に応じる義務の条項のみで売却目的での内覧の
申し出に応じないといけない条件は含まれていませんでした。

ネットで賃貸契約書の雛形を調べてみると

ACCESS TO PREMISESに関する項目として内容

– NEW TENANT / 次の賃貸希望者の内覧
– POTENTIAL PURCHASER / 物件売却目的の購入希望者の内覧
‐ FOR REPAIR WORK / 修理のためのアクセス

と3つの状況においてのAccess to Premises Clauseがしっかりと記載されていました。

今回は賃貸契約上のこの条項に物件売却目的により
購入希望者の内覧に借り手が応じる義務に対する記載がなかった為
何人もの購入希望者の問い合わせがあったにもかかわらず
テナントさんに部屋の内覧を拒否されたことでしばらく売却の話を進められずにいました。

その複数の問い合わせの中でこのコンドの向かい側の学校に通う息子さんの為に
この物件をどうしても買いたいというご両親の方が何度も連絡をくれていたので

何度もテナントさんにお願いしたのち
やっと内覧できることになり、その後すぐ売買契約が成立しました。

不動産賃貸契約により、所有者の物件占有権(Right of exclusive Possession)は借り手に移るので
契約中に用もなく賃貸物件に入ることは法律違反になりますが、物件所有者として
賃貸契約中も条件付きでその物件にアクセスする権利があります。

その権利の条件が今回の賃貸契約の条項に不足していました。

賃貸契約書のACCESS TO PREMISES CLAUSE(物件アクセスに関する貸し側の権利)の条件は
賃貸契約満了時や売却目的の内覧に困らないよう

上記3つ条件を賃貸契約条件にしっかり記載しないといけません。

編集部より:この記事は   フィリピン不動産投資とシンガポールライフ fc2ブログ  様の2017/8/19の投稿を転載させていただきました。

tom

Posted by tom

リタイヤメントライフの収入の為にフィリピンのコンドミニアムを購入をしています。